繊細なものや柔らかいものなどを人の手と同じようにつかむことができる、世界で初めてのロボット技術が公開されました。
「ソニー」が公開したのは、人の手と同じようにロボットの腕や手を動かす「マニピュレーター」という技術です。
これまでは、あらかじめプログラミングした動きしかできませんでしたが、マニピュレーターでは、手の部分に2種類168個のセンサーがあり、滑り具合や物との距離を測ります。
初めて触れる物でも圧力の変化から予測して、力加減を調整できるほか、自ら手を伸ばしてつかむこともできるということです。
来年度には、介護の現場でお茶やおしぼり、薬を運ぶなどといった形で実証実験を始めたいとしています。