化粧品メーカーのマンダムは、デオドラントスプレーが原因で卵アレルギーのある子どもへの健康被害が確認されたとして、自主回収を始めたと発表しました。
マンダムが自主回収を行っているのは、頭皮のにおいを防ぐためのデオドラントスプレーとして販売していた5種類の製品あわせて108万本です。
マンダムによりますと、去年3月から今年9月の間に、卵アレルギーのある2歳から10歳の子ども3人が、スプレーに含まれていた卵白由来の殺菌成分を吸い込むなどして、じんましんや呼吸困難などの健康被害を起こしたということです。
マンダムは、この製品には、卵アレルギーの人は使用を控えるよう注意書きを記載していましたが、今年9月に3例目が確認され、 去年5月にはアナフィラキシー症状が出る重症例もあったことなどから、 自主回収に踏み切ったということです。 マンダムは、手元にある製品は着払いで返送するよう求めています。