地球から5500光年離れた木星サイズの惑星「ケプラー1708b」の周回軌道で、衛星の可能性がある巨大天体が検出されたことが分かりました。太陽系外衛星の候補となる天体の発見は2例目です。
この発見について詳述した論文は13日の科学誌ネイチャー・アストロノミーに発表されました。
新たに検出された天体は地球の2.6倍の大きさを持ちます。
これまでに4000個あまりの系外惑星が確認されていますが、発見は簡単ではありませんでした。系外惑星の多くは、惑星が恒星の前を横切る際の減光を探す「トランジット法」で検出されます。衛星は惑星より小さく減光の度合いも少ないことから、発見はさらに難しくなります。