米ルイジアナ州の水族館で誕生したサメの赤ちゃんが関係者を沸かせています。赤ちゃんはオスのいない水槽で生まれた卵から孵化(ふか)していました。
同州のシュリーブポート水族館でナヌカザメの卵が孵化したのは1月上旬。この水槽にいたのはメス2匹のみで、オスはいませんでした。赤ちゃんザメは「ヨーコ」と命名されました。
産卵したと思われるメスのサメは、いずれも3年以上、オスと接触していませんでした。
水族館によると、オスなしで卵が孵化する現象には二つの可能性が考えられます。
一つは受精しなくても卵子から胚が発達する単為生殖と呼ばれる現象。もう一つは、交尾から相当の時間がたった後に受精が起きる遅延受精という現象。