米国務省は5日、米政府の船舶がパナマ運河を通航する際の料金を免除することに、パナマ政府が同意したと発表しました。一方、パナマ側は声明でこれを否定しました。
国務省はX(旧ツイッター)に「米政府の船舶は無料でパナマ運河を通航できるようになった。年間数百万ドルを節約できる」と投稿し、河口の橋をくぐる海軍艦艇の画像を添えました。
一方、パナマ運河庁は「通航料などの料金を設定する権限は当庁にあり、料金は一切修正していない」との声明を発表。そのうえで、米国との対話を立ち上げる用意があると述べました。
キューバのパナマ大使館によると、米国は軍艦や潜水艦の通航料として、過去26年間に計2540万ドル(約39億円)を支払ってきました。これは年間100万ドル弱に相当します。