ことしで53回目となるスイスの「ローザンヌ国際バレエコンクール」は、15歳から18歳までのダンサーが参加する国際大会で、若手の登竜門として知られています。
8日に日本を含む6か国から20人が参加して決勝が行われ、古典のクラシックと現代舞踊のコンテンポラリーの2つの課題で演技を披露しました。
このうち、愛知県岡崎市出身で、群馬県のバレエスクールに通う安海真之介さんは、クラシックではステージを広く使ったダイナミックな演技を披露しました。
続くコンテンポラリー部門では、課題曲の機械的なビートに合わせて全身を使ったしなやかで高い技術を生かした演技を披露し、大きな拍手を受けました。
安海さんは3位に入賞したほか、観客の投票によって選ばれる観客賞も受賞しました。
表彰式のあと、安海さんは「決勝の舞台のうれしさもあり、リラックスして踊ることができた。笑顔を大事にし、楽しんでいる姿を審査員に見てもらいたかった」と話していました。
このほか、両親が日本出身で、ドイツに留学中の繁田ライアンさん(18)が6位に、東京 新宿区出身の浜崎ほのさん(15)が7位に入賞しました。