男性1
人が
安否不明になった
埼玉県八潮市の
大規模な
道路陥没で、
消防が9
日から
トラックが
転落した
場所で
重機を
使った
捜索を
再開しましたが、
崩落の
おそれが
認められ、30
分ほどで
中断しました。9
日の
作業で
男性の
手がかりはつかめず、
安全性も
保てないと
判断し、
今後、
穴の
中での
捜索は
行わず、
下水道管の
中に
入るなど
複数の
捜索方法について
検討することにしています。
1月28日に発生した八潮市の大規模な道路陥没は、現場の100メートルから200メートルほど下流にある下水道管の中で、転落したトラックの運転席部分とみられるものが見つかりましたが、74歳の男性の安否はわかっていません。
県は、崩落するおそれがあり、本格的な捜索の妨げになっていた「ボックスカルバート」と呼ばれる大型の管の撤去を進めていましたが、8日に撤去が完了しました。
穴の中では、水があふれ捜索活動は中断していましたが、消防によりますと、9日朝になって穴の中の水位が下がっているのが確認されたということです。
このため、消防は9日午前7時半ごろから、最初に道路が陥没しトラックが転落した場所で重機を使って捜索を再開しました。
しかし、捜索を始めてしばらくして、穴の中の壁やスロープに崩落のおそれが認められたことから、30分ほどで活動を中断したということです。
消防によりますと、9日の作業では、トラックが転落した場所のがれきや土砂を取り除くなどしましたが、男性の手がかりはつかめず、安全性も保てないと判断し、今後、穴の中での捜索は行わないことになりました。
消防は、マンホールを通じて下水道管の中に入るなど、複数の捜索方法について検討することにしています。