各国が
激しい開発競争を
続けるAI=
人工知能をめぐり、フランスで
開幕した「AIアクションサミット」でマクロン
大統領は、
今後数年間で
各国の
企業などから
日本円にして17
兆円規模の
投資が
行われ、フランスに
大規模なAIの
データセンターが
設置されると
明らかにしました。
フランスのパリで10日から始まった「AIアクションサミット」は、各国から1000人を超える政府の代表や企業の関係者が出席し、インドのモディ首相のほか、アメリカのバンス副大統領、それに中国の張国清副首相らも参加します。
初日はマクロン大統領が演説し、今後数年間でおよそ1090億ユーロ、日本円にして17兆円規模の投資が各国の企業などからフランスに向けて行われ、大規模なAIのデータセンターなどが設置されると明らかにしました。
フランス大統領府によりますと、投資にはアメリカのアマゾンのほか、カナダやイギリス、それに日本の企業も加わっているということです。
マクロン大統領は、AIのデータセンターに必要な膨大な電力について、フランスであれば原子力発電所で十分にまかなえるとして、化石燃料の増産に前向きなトランプ大統領の就任演説を引き合いに「掘って掘りまくる必要はない」と述べました。
マクロン大統領としては、アメリカや中国がAIの開発競争をリードする状況に風穴をあけたい考えです。