10
日、
福島市の
山あいを
通る県道で
発生した
雪崩の
影響で、3
軒の
温泉旅館に
続く道路の
通行止めが
続いていて、
現在も
宿泊客など
およそ50
人がとどまっています。
福島県は
午後から
専門家とともに
雪崩が
起きた
現場の
調査を
行い、
安全が
確認されれば
除雪を
開始することにしています。
10日午前4時ごろ、福島市土湯温泉町の県道が雪崩によってふさがれているのが見つかり、温泉旅館3軒が一時、孤立状態になりました。
県が除雪作業を進めた結果、宿泊客の多くは旅館から移動し、孤立状態は解消されましたが、昼前にも再び同じ場所で雪崩が発生したため、県道は通行できなくなりました。
県によりますと、旅館には現在、連泊している宿泊客や従業員などおよそ50人がとどまっています。
県道は、雪崩の現場のおよそ2キロ手前から通行止めとなっていて、11日朝は県の職員が車で現場付近の確認に向かう様子が見られました。
県は午後から、専門家とともに再び雪崩が起きるおそれがないか調査を行うことにしていて、安全が確認されれば除雪を開始することにしています。
県によりますと、旅館ではいずれも電気やガス、それに水道などは使用でき、体調不良を訴えている人はいないということです。
旅館の従業員「早く通行止めを解除してほしい」
雪崩の影響で、宿泊客などがとどまっている温泉旅館「野地温泉ホテル」の従業員がNHKの取材に応じ「今のところ、電気、ガス、水道も問題なく使用できているので宿泊客にはふだんと変わらずに過ごしてもらっている」と話しました。
一方で「きのうは75人が宿泊する予定でしたがキャンセルとなり、遠方から近くまで来ていた人に対しては、ほかの宿を案内するなどして対応しました。できるだけ早く通行止めを解除してほしいです」と話していました。