福島市の
山あいの
県道で
発生した
雪崩の
影響で3
軒の
旅館が
孤立状態になって、12
日で3
日目です。
福島県は、
県道の
除雪を
行うめどが
立たないことから、12
日午前、
下山を
希望している
宿泊客ら40
人を
防災ヘリコプターを
使って
移送することにしています。
2月10日午前4時ごろ、福島市土湯温泉町の県道が雪崩によってふさがれているのが見つかり温泉旅館3軒が一時、孤立状態になりました。
県が除雪作業を進めた結果、宿泊客の多くは旅館から移動し、いったん孤立状態は解消されましたが、まもなく同じ場所で雪崩が発生し、いまも連泊している宿泊客や従業員など62人が孤立状態となっています。
県は11日、専門家とともに現場を調査しましたが、除雪を行うめどが立たないことから、12日午前、下山を希望している宿泊客全員と従業員の一部あわせて40人を防災ヘリコプターで移送することにしています。
福島県の防災ヘリコプターが定期点検中などのため、応援協定に基づいて群馬県と栃木県の防災ヘリコプターが対応するということです。
孤立状態は12日で3日目を迎えますが、県によりますと、旅館は電気やガス、それに水道などのライフラインは使え、体調不良を訴えている人などはいないということです。