プロ野球のロッテからマイナー契約でドジャースに加入した佐々木投手は11日、アリゾナ州のキャンプ地を初めて訪れドジャーブルーの練習着姿で球団施設を見学しました。
佐々木投手はトレーナーなどと一緒に施設をまわり球団のウィル・アイアトン通訳から説明を受けていました。
佐々木投手はその後、グラウンドでキャッチボールをして汗を流しキャッチャーを立たせたまま力強いボールを投げ込んで大リーグ1年目のシーズンに向けて始動しました。
2シーズンぶりに“投打の二刀流”として復帰を目指す大谷選手は、キャッチャー役を座らせたキャッチボールで投球の感覚を確認したほか芝生の上で下半身のトレーニングを行いました。
キャッチボールでは球速を87マイル、およそ140キロとみずから確認する場面もあり、集まったファンには笑顔でボールを投げ込むなど、終始リラックスした表情を見せていました。
大谷選手が投げ入れたボールをキャッチした男性ファンは「とてもうれしいです。今シーズン、彼がピッチャーとして10勝以上してくれることを期待しています。バッターとしても同じくらい活躍して、ドジャースを再びワールドチャンピオンに導いてくれるはずです。なにが起こるか楽しみです」と期待を寄せていました。
また、大リーグ2年目を迎える山本投手はユニフォーム姿でブルペンに入り、ロバーツ監督が見守る中で主力キャッチャーのスミス選手を相手に変化球を交えて30球を投げました。
ドジャースは投打の主力として期待される日本選手3人が初めてそろって練習し、球団初のワールドシリーズ連覇を目指します。
一方、球団は当初この日をキャンプ初日としていましたが1日遅らせて12日を正式なキャンプインにすると変更しました。
関係者によりますと、9日に行われたNFL=アメリカプロフットボールリーグのスーパーボウルの影響で一部の選手が10日中に集合できない可能性があったためだということです。