北海道の
新千歳空港では11
日、
風や
雪の
影響で118
便が
欠航し、
足止めされた1600
人余りが
空港で
一夜を
過ごしました。
航空各社によりますと12
日は、おおむね
通常どおりの
運航を
予定していますが、
新千歳から
本州へ
向かう便の
多くは
ほぼ満席となっていて、
臨時便を
運航させる
対応をとっています。
新千歳空港では11日午後、風や雪が強まって視界が悪い状態が3時間ほど続くなどしたため、北海道エアポートによりますと羽田空港や関西空港などとを結ぶ便を中心に国内線と国際線あわせて118便が欠航しました。
この影響で予定していた便に乗ることができなかった利用者が空港に足止めされ、航空会社のカウンターでは振り替えの便を求める人で長い列ができていました。
また、11日午後9時ごろからは、宿泊場所を確保できない利用者のためにターミナルビルが開放され、およそ1650人が配られたマットを床に敷くなどして一夜を過ごしました。
家族旅行で大阪から訪れた30代の女性は「代わりの便をとれなかったので、空港にいることにしました。みんな仕事もあるのでどうなるか心配です」と話していました。
友人の結婚式で訪れ羽田空港に向かう予定だった30代の女性は「近隣のホテルはどこも満室で札幌だと値段が高いので空港で寝ることにしました。飛行機だと本州に行けるのが最短で土曜日になるので、新幹線で帰ろうと思います」と話していました。
航空各社によりますと、12日はおおむね通常どおりの運航を予定していますが、新千歳から本州へ向かう便の多くはほぼ満席となっていて、羽田空港とを結ぶ臨時便をスカイマークは3便、全日空は2便運航するということです。