東京 渋谷区の48
歳の
会社役員が、
税理士の
資格がないのに
確定申告の
際、
知人の
税務書類の
作成を
請け負い、
男女5
人に対して架空の
損失を
計上する
手口を
指南し、
合わせて
およそ2000
万円を
脱税させたとして
東京国税局から
告発されました。
告発されたのは、経営コンサルティング会社を経営する東京 渋谷区の菊池志門役員(48)です。
関係者によりますと、菊池役員は、税理士の資格がないのに確定申告の際、知人の税務書類の作成を請け負い、会社員の男女5人に対して架空の副業で損失が出たとして、所得を少なく見せかける手口を指南していた疑いがあるということです。
東京国税局は、役員が5人と共謀し、2023年までの4年間に合わせて1億2000万円余りの所得を隠し、およそ2000万円を脱税させたとして、所得税法違反などの疑いで東京地方検察庁に告発しました。
役員は、無資格で税理士の業務を行った税理士法違反の疑いでも告発されました。
5人から報酬として、およそ700万円を受け取っていたとみられるということです。
役員は取材に対し、これまでにコメントしていません。
国税当局は、2月17日から始まる2024年分の所得税の確定申告を前に、適正な申告を呼びかけています。