初めて入ったブルペンでは、ロバーツ監督やフリードマン編成本部長などの球団幹部が顔をそろえ、マイナー契約の招待選手としては異例の注目度となっています。
大リーグ昇格を飛び越え、ロバーツ監督からはさっそく日本での開幕2試合目の先発候補として名前が挙がり、「まずはそこに向けていい準備ができたら」と意気込みました。
《アメリカメディア》
Q.キャッチャーのバーンズ選手を相手にブルペンでピッチング。全体の感想は?
「状態はそこまで良くなかったんですけど、まずけがなくブルペンを終えられてよかったです」
Q.ロバーツ監督からは東京での開幕シリーズで投げることを期待されているが、日本で投げられることについての意味は?
「なかなかメジャーでの開幕を日本で迎える機会はないと思うので、すごく特別なことだと思いますし、まずはそこに向けていい準備ができたらなと思います」
Q.大谷選手や山本選手がいて、いろいろな話し合いができていると思うが、そういった存在はどう影響しているか?
「きょう初日で実際にわからないことが多かったんですけど。前もって確認したりとかしながら、ひとつずつ確認しながらできたので、そういった意味ですごく助かっています」
Q.それほど調子がよくなかったということだが、緊張とかはあったのか?
「もちろん緊張もありましたし、思ったよりちょっと寒かったのと、あとはメカニック(技術)的なところで実際にうまく動けていなかったなという感じです」
Q.代理人のウルフ氏が「まだピッチャーとしては完成形になっていない」と言っていたが、完成形になるために、近づくために必要なことは何か?
「まずはメジャーリーグで投げてみないと僕に足りないこととか、メジャーで活躍していくうえで必要なことというのはまだわからないので。今は自分ができることを、自分の力を発揮できるように。そういった準備をして自分のスタイルをちゃんと確立させて、そのうえで戦ってその先にどう感じるかが大事になるのかなと思います」
Q.成長にあたってスライダーはどういう意味を持っているか、球団からこういうことをしてほしいと何か言われているか?
「こういうことをしてほしいとは言われてはないんですけど。まずは、まっすぐとフォークは去年良くなかったので、ことしはそれをまず大事にしてやっていきますし、その中で徐々にスライダーを投げていけば、より幅は広がると思いますし、抑える手段になるのかなと思います」
Q.ドジャースのスタッフと会ってみての感想は?
「すごく優しいですし、たくさんいいスタッフがいるので、力を借りながらやっていけたらなと思います」
Q.東京で行われる開幕シリーズで登板することは自分にとってどういう気持ちか?
「先ほども言ったんですけど、そもそも日本で開幕を迎えること自体があんまりあるとは思わないですし、それをルーキーのシーズンで迎えられることもなかなかないと思うので特別なことだと思いますし。まずはそこに向けていい準備ができたらと思います」
《日本メディア》
Q.ドジャースでキャンプインして、気持ちの高ぶりのようなものはあるか?
「そうですね、それよりも僕の中ではすごく緊張しています」
Q.キャッチボールの時に何球かボールが手になじんでない部分があったが、それはアリゾナの天候とかが影響しているのか?
「思ったより寒かったのと、ウォーミングアップも初めてで少し不十分だったというか。なんて言うんですかね、日本とはまた違ったところなので。そこがブルペンもそうでしたけど、体が温まるまでちょっと時間がかかったので、きょう経験したことを次に生かしてやっていけたらなと思います」
Q.ロッテのルーキー時代のキャンプインの緊張感ときょうのキャンプインの緊張感の違いは?
「日本の時とはまた違った、自分の置かれている立場も違うと思いますし。なんて言うんですかね、思ったより僕の中では緊張しているなという感じです」
Q.それはどういった部分が?
「初めての経験ですし、周りにもすごい選手がたくさんいて、あとはスケジュールだったり慣れないところがすごく多いので、そういったところかなと思います」
Q.いろいろチェックポイントがあると思うが、きょうの段階で確認したかったこと、できたこと、できなかったことについては?
「きょうは初日だったのであまり張り切りすぎず。ただ時間はないと思うので、毎日毎日自分の中でやりたいこと、あとはブルペンのタイミングで確認しなければいけないことも細かいところであると思うので。まずは実戦形式でちゃんと投げられるくらいには持っていきたいなと思います」
Q.ドジャーブルーのユニフォームを着て鏡でチェックはしたか?自己評価は?
「似合っているかどうかはわからないですけど、ちょっと心配だったので1回見てみましたけど」
Q.着たときの心境については?
「白のユニフォームしか着たことがなかったので、今回初めて着てみて、しっかりこのドジャースのユニフォームが似合っていけたらいいかなと思っています」
Q.キャンプが始まったばかりだが、大谷選手、山本選手が近くにいて助けられたことはあるか?
「そうですね。実際、練習中の動きとか、どういったことをするかとかわからないことがすごい多いので。前もって確認したりとか、そういうときにすごく助かっています」
Q.初のアリゾナでのキャンプで、体調や食事など環境面でどういったところを工夫しているか?
「きのうときょうで気温も違いますし、アリゾナに入ってきょうが3日目くらいだと思うんですけど、乾燥しているのもここ2日間ですごく感じますし。もちろん難しいところあるんですけど、どうにか適応していけたらなと思っています」
Q.移籍交渉で忙しかったと思うが、いつブルペンに入ったかなどオフのトレーニングの流れを教えてほしい。
「ブルペン自体は結構早い段階から入っています。練習も交渉の間はちゃんとできていましたし、シーズンが終わってから時間があったのでわりと練習自体はできていたのかなと思います」
Q.移籍交渉では球団に課題の提出を求めたと聞いたが、言える範囲でどういったことを求められたのか?
「球速についてと、それに対してどうアプローチしていくかという感じです」