ドイツ
南部のミュンヘンで13
日、
多くの
人が
集まっていた
場所に
乗用車が
突っ込んで30
人がけがをしました。
運転していた
男は
意図的に
突っ込んだとみられ、ショルツ
首相は、「
実行犯は
処罰され、ドイツを
去らなければならない」と
非難しました。
ドイツ南部ミュンヘンの中心部で現地時間の13日午前、労働組合のデモのため多くの人が集まっていた場所に、乗用車が突っ込みました。
地元の警察によりますと、これまでに30人がけがをしたということで、乗用車を運転していた、アフガニスタン出身で難民の認定を申請していた24歳の男の身柄を確保したとしています。
警察が詳しい動機や背景を調べていますが、地元のバイエルン州の当局は、男が乗用車で意図的に突っ込んだとの見方を示し、ショルツ首相は、「実行犯は処罰され、ドイツを去らなければならない」と非難しました。
ミュンヘンでは14日から世界各国の首脳などが集まる安全保障会議が開かれますが、地元当局は、これまでのところ会議との関連はないという見方を示しています。
一方、ドイツでは今月23日に連邦議会選挙が予定され移民や難民の増加への対応や治安の確保が主な争点のひとつとなっています。
事件を受け、世論調査で首位に立つ中道右派の最大野党は治安の確保に取り組む姿勢を強調し、移民や難民に排他的な姿勢を掲げる右派政党は移民政策の転換を訴えていて、選挙の行方に影響を与える可能性もありそうです。