おととし、
青森県八戸市に
ある病院内で
殺人事件が
起きた
際、
病院側が
肺炎で
死亡したという
診断書を
作成する
などして
事件を
隠そうとした
疑いがあるとして、
警察が
病院の
元院長と
医師の
事情聴取を
始めたことが
捜査関係者への
取材で
分かりました。
犯人隠避の
疑いで
逮捕する
方針です。
おととし3月、八戸市の「みちのく記念病院」で、入院していた当時73歳の男性患者がベッドの上で顔から血を流して倒れているのがみつかり、翌日死亡しました。
警察は、同じ部屋に入院していた59歳の別の患者が男性患者の顔などを歯ブラシで何度も刺して殺害したとして逮捕しましたが、病院側は当初、すぐに警察に通報せず、死因を「肺炎」とする診断書を作成して遺族に渡していました。
病院側が事件を隠そうとした疑いがあり、捜査関係者によりますと、警察は14日午前、病院を捜索するとともにいずれも60代の元院長と医師の事情聴取を始めたということです。
警察は2人を犯人隠避の疑いで逮捕する方針で、どのような意図で事件を隠そうとしたのか、詳しいいきさつを調べることにしています。