埼玉県八潮市での
道路陥没を
受けて
行われた
全国の
下水道管の
緊急点検の
結果について、
国土交通省は、
埼玉県内の3
か所で
下水道管の
腐食などが
確認されたと
発表しました。
先月、埼玉県八潮市で発生した大規模な道路陥没は、下水道管の破損が原因とみられていて、国土交通省は同じような規模の下水道管がある7都府県に対して緊急点検を行うよう求め、14日、その結果を公表しました。
それによりますと、点検の対象となった下水道管を目視やカメラで調べた結果、埼玉県内の3か所で腐食などが確認されたということです。
また、道路の下に空洞がないかレーダーを使って調べたところ、下水道管が原因とみられる空洞は確認されなかったということです。
国土交通省は、再発防止策を検討するため来週、専門家による委員会を開催し、現在、法令で義務づけられている点検の方法や頻度が適切かどうかなどを議論する方針です。
閣議のあとの記者会見で中野国土交通大臣は「あくまで緊急的な点検ではあるが、そのなかでも異状が発見されたということで、適切に修繕を進めるとともに必要な対応をとっていく」と述べました。