高校通算140本のホームランを打って注目された19歳の佐々木選手は卒業後にスタンフォード大学へ進学し、大リーグ入りが期待される有望な大学生などが参加する「ドラフトリーグ」の試合に出場するなど、経験を積んできました。
15日は、NCAA=全米大学体育協会1部に所属する大学によるリーグ戦の開幕戦が、ロサンゼルス近郊で行われ、スタンフォード大学はカリフォルニア州立大学フラートン校と対戦しました。
佐々木選手は3番・ファーストで先発出場し、5打数でヒット2本、4打点の活躍でチームも13対1で勝ちました。
この日は前の日に雨で試合が中止となった影響で、ダブルヘッダーとなり、佐々木選手は2試合目も3番・ファーストで先発し、4打数1安打で打点1をマークしました。
チームも6対3で連勝し、佐々木選手は勝利に貢献する鮮烈なデビューを飾りました。
2試合を終えたあと取材に応じた佐々木選手は「初めてのゲームだったのでもちろん緊張とかもあったが楽しんでできたし、チームが勝ったことがいちばんよかった。アメリカの大学野球で日本人はプレーしていないので今後、アメリカの大学野球に来る人がいたときに私の評価が日本人の評価として見られると思うので覚悟や思いを持ってプレーしていきたい」と話していました。
リーグ戦は5月まで行われ、その後、トーナメント戦で優勝が争われるということです。