専門家などが集まる国連のIPCCは、地球の気温が上がると海が将来どうなるかという予測を発表しました。
地球の気温が上がると、海面の温度も上がります。IPCCは「これが原因で、世界の海にいる生物が2100年までに20%減るかもしれません。海でとれる魚も24%減るかもしれません」と言っています。
ほかにも、「地球の気温が上がってグリーンランドや南極の氷がとけ続けると、海面の高さが2100年までに1m以上上がるかもしれません。海面の高さが上がると、台風の高潮などで100年に一度ぐらいの大きな災害が毎年起こるようになる危険があります」と言っています。
このため、IPCCは「二酸化炭素などのガスを少なくしたり、世界の海の研究データを集めたりするために、世界の国が協力しなければなりません」と言っています。