フランス北部ノルマンディー地域のルーアンで26日未明、化学工場の大規模な火災が発生し、消防士130人あまりが出動して消火活動に当たっています。
火災は現地時間の26日午前2時40分ごろ、ルーアンにあるルーブリゾールの化学工場で発生しました。地元当局によると、近隣の13地区で学校や保育所などが休校となり、警察は工場近くの住民に対して移動を制限するよう呼びかけました。
工場からは黒煙が立ち上り、道路や車に油の残留物が付着しているという住民の苦情が相次いでいます。
黒煙は北東へ移動しており、そうした地域が悪臭の影響を受ける可能性もあります。
政府当局者は「貯水池があふれれば、セーヌ川に汚染物質が流れ込む可能性がある」としています。