今月25
日に
打ち上げられた
日本の
宇宙輸送船「こうのとり」
8号機は、
国際宇宙ステーションにドッキングし、
宇宙飛行士に
物資を
届けることに
8回連続で
成功しました。
今月25
日に
鹿児島県の
種子島宇宙センターから
打ち上げられた、
日本の
宇宙輸送船「こうのとり」
8号機は、
高度400
キロ付近で
地球を
周回している
国際宇宙ステーションに
到着して
宇宙飛行士が
操作するロボットアームに
キャッチされ、
日本時間の29
日午前3時前にドッキングに
成功しました。
茨城県つくば市にあるJAXA=宇宙航空研究開発機構の管制室では、およそ40人の担当者が「こうのとり」の姿勢や位置を示すデータをNASA=アメリカ航空宇宙局に伝え、「こうのとり」がキャッチされると拍手するなどして喜んでいました。
「こうのとり」8号機は、全長10メートル、直径4.4メートルで、国際宇宙ステーションに滞在する宇宙飛行士の水や食料のほか、電気を供給するバッテリーや大学が開発した人工衛星などおよそ5.3トンの物資を搭載しています。
「こうのとり」は10年前に1号機の運用が始まって以降、国際宇宙ステーションに物資を届けることに8回連続で成功したことになります。
JAXAの植松洋彦HTV技術センター長は「10年前はトラブルが多く運用するのに苦労しましたが、いまでは習熟度が大きく上がりました。後継となる新型の宇宙輸送船の開発を進めていて、土台ができた思っています」と話していました。