これは、デルタ航空のスティーブ・シアー国際事業部門社長が、都内で開いた事業戦略説明会で明らかにしました。
それによりますと、デルタ航空は、来年3月に羽田空港の発着枠が拡大するのに合わせて、これまで日本での拠点としてきた成田空港から撤退します。
そのうえで、西海岸のシアトルや中西部のデトロイト、南部のアトランタなどアメリカ各地と成田空港を結ぶ5つ路線を羽田空港の発着に変更します。
これにより、羽田空港とアメリカ各地を結ぶ路線は、すでに運航しているロサンゼルスや中西部のミネアポリスと合わせて7路線となります。
デルタ航空は、羽田空港の都心へのアクセスのよさをいかして、出張など、ビジネス需要を取り込みたい考えで、高速Wi-Fiやシャワーなどが使える専用ラウンジを新たに設ける計画です。
スティーブ・シアー国際事業部門社長は、「羽田空港は都心からの近さが魅力で利便性を期待する声が多い。日本はアジアでも重要な市場なので引き続き投資を続ける」と述べました。