男子110メートルハードルには日本勢で唯一準決勝に進んだ日本記録保持者の高山選手が3組に出場し、序盤は先頭に立ちましたが、5台目でハードルに接触して順位を下げ、13秒58の6着でフィニッシュしました。
高山選手は全体では17位で、日本勢初の決勝進出はなりませんでした。
高山選手は「ハードルの5台目と6台目で乗り上げてしまったのが失速するポイントだった。前半はすごくいい入りができて加速しようと思った時に崩れてしまったのが反省する点だ。ただ、いい流れで走れたので次に向けて頑張りたい」と話しました。
男子400m準決勝
男子400メートルの準決勝は、予選で自己ベストをマークしたウォルシュ・ジュリアン選手が3組に出場しました。
ウォルシュ選手はスタートよく飛び出し、序盤から積極的なレースを見せ自己ベストを更新する45秒13をマークしましたが、この組の4着、全体でも13位にとどまり決勝進出はなりませんでした。
ウォルシュ選手は「上を目指していたので悔しいがまた練習をしてもっといい記録を出したい。まだ1600メートルリレーがあるのでここでくじけずにもう一段上げられるように頑張りたい」と話していました。
また、ウォルシュ選手と同じ組には日本人の母親を持ち今シーズン世界最高の43秒45をマークしているアメリカのマイケル・ノーマン選手も出場しましたが、力のない走りで45秒94の7着にとどまりました。
ノーマン選手はレース後、走りだしてすぐに足に異常を感じたことを明らかにしました。
女子5000m予選
女子5000メートル予選は、初出場で20歳の田中希実選手が15分4秒66と自己ベストを11秒以上更新する走りで12位に入り、上位15人による決勝に進みました。
同じく初出場の木村友香選手は15分53秒08で24位でした。
10種競技
10種競技は前半の5種目が行われ、日本からは5回目の出場となる右代啓祐選手が出場しました。
右代選手は、日本陸上競技連盟のミスもあり、内定を受けながら一時、大会への参加が承認されない事態となりましたが、国際陸連から大会直前に招待を受け、出場が認められました。
得意の砲丸投げで14メートル31センチ、走り高跳びで自己ベストより16センチ低い1メートル90センチにとどまるなど本来の力を発揮できず、前半の5種目を終えて3766点、22人中の20位で折り返しました。
女子円盤投げ
女子円盤投げは、国際陸上競技連盟から追加で出場が認められた初出場の郡菜々佳選手が48メートル82センチの29位で予選敗退しました。