世界的なオペラ
歌手のプラシド・ドミンゴ
氏は、
複数の
女性にセクハラを
行っていたと
報じられたことを
受け「
全力で
取り組めなくなった」として、
歌劇団の
総監督を
辞任することになりました。
この問題は「
世界3大テノール」の
1人と
言われるスペイン
出身の78
歳のオペラ
歌手プラシド・ドミンゴ
氏から、1980
年代後半以降セクハラの
被害を
受けたと
女性歌手ら
9人が
相次いで
訴えたと
報じられたものです。
これについてドミンゴ氏は2日、声明を発表し、総監督を務める歌劇団「ロサンゼルス・オペラ」への出演を取りやめ、総監督を辞任することを明らかにしました。
声明は「私に対する批判の結果、歌劇団の仕事に全力で取り組めなくなった。私は汚名をそそぐための努力を続けるが、辞任することが歌劇団のためになると判断した」としています。
ドミンゴ氏は世界有数の歌劇団ニューヨークのメトロポリタン・オペラなどへの出演も取りやめています。
セクハラや性暴力を告発する「#MeToo」運動はアメリカをはじめ世界各地で広がり、今回はオペラ界の巨匠が辞任に追い込まれることになりました。