先の
内閣改造後、
初めての
国会と
なる臨時国会が
4日召集され、
安倍総理大臣は、
自民党の
両院議員総会で、
憲法改正論議の
進展に
意欲を
示しました。
一方、
立憲民主党の
枝野代表は、
国民民主党などとの
会派の
合流によって、
連携して
論戦に
臨む考えを
強調しました。
先の
内閣改造後、
初めての
国会と
なる第200
臨時国会が、
4日召集され、
午前10
時から、
参議院本会議で、
常任委員長の
選任などが
行われました。
国会では、午後1時から、天皇陛下をお迎えして開会式が行われたあと、衆参両院の本会議で、安倍総理大臣の所信表明演説が行われます。
これに先立って、安倍総理大臣は、自民党の両院議員総会に出席し、「参議院選挙を終え、内閣は新たなメンバーで国会に臨みたい。世界はものすごいスピードで変化している。令和の時代、新しい国造りを始める国会にしなければならない。全世代型の社会保障制度など大きな改革に挑んでいかないといけない」と述べました。
その上で、「いよいよ令和の時代にふさわしい憲法のあり方について議論を始めようではないか。先の選挙で約束したことを実行し、負託に応えていく国会にしよう」と述べました。
一方、立憲民主党の枝野代表は、党の両院議員総会で、国民民主党などと会派を合流させたことを踏まえ、「会派の合流により、たくさんの仲間と連携し、論戦に臨む舞台を作ることができた。ここがスタートラインだ。この大きな構えを生かし、全力を尽くして、有権者の負託と期待に応えられるよう頑張りたい」と述べました。
臨時国会の会期は、12月9日までの67日間で、日米の新たな貿易協定の国会承認を求める議案や、関西電力の経営幹部らが多額の金品を受け取っていた問題などについて論戦が行われるほか、憲法改正をめぐる議論が進むかどうかが焦点となります。