香港では
抗議活動の
際にマスク
などで
顔を
隠すことを
禁止する
規則に
市民が
一段と反発して
6日も
各地で
抗議活動が
行われました。
多くの
地下鉄の
駅が
壊され、
7日になっても
半数以上の
駅が
再開できない
など混乱が
続いています。
香港では
6日、
大勢の
市民が
デモ行進を
行う一方、
一部の
マスク姿の
若者たちが
複数の
地下鉄の
駅で
出入り口に
火をつけたり、
消火設備を
壊したりしました。
一夜明けても、半数以上にあたる54の駅が閉鎖されたままで市民生活に影響が広がっています。
また地元メディアによりますとマスクの禁止に関する規則が施行された5日の抗議活動で男女2人がこの規則に違反した罪などで起訴されたということです。
香港政府は6日、声明を出し、「覆面をした暴徒の暴力行為を厳しく非難する」としたうえで、規則の施行は「暴力や騒乱を阻止するための措置だ」と改めて強調しました。
ただ政府が今回の規則を施行するために発動した「緊急状況規則条例」はマスクの禁止以外にも議会の承認を経ずにさまざまな規則を設けることができることから、香港では銀行からの預金の引き出しが制限されるといったうわさが出回り、政府がこれを否定するなど、社会の混乱が深まる結果となっています。
香港では祝日の7日もSNS上で抗議の集会が呼びかけられています。