千葉県八街(やちまた)市で飲酒運転のトラックが小学生の列に突っ込み児童5人が死傷した事故で、千葉地検は19日、トラック運転手の梅沢洋容疑者(60)を自動車運転死傷処罰法の危険運転致死傷罪で起訴し、発表しました。
県警によると、事故は6月28日午後3時25分ごろ発生しました。八街市八街の市道で下校中の市立朝陽(ちょうよう)小の児童5人が巻き込まれ、男児2人が死亡しました。女児1人が意識不明の重体となり、男児2人が重傷を負いました。トラックを運転していた梅沢容疑者の呼気からは、基準値を上回るアルコールが検出されました。
県警は当初、同法の過失運転致傷容疑で現行犯逮捕しました。その後、飲酒の影響により正常な運転ができない状態で事故を起こした可能性があるとみて、法定刑がより重い危険運転致死傷容疑に切り替えて、千葉地検に送検しました。