アメリカのワシントンポスト紙は18日、イスラエルの企業がテロリストや犯罪者を追跡するために開発したスパイウエアが、記者や人権活動家などのスマートフォンのハッキングに使われていたと報じました。
ワシントンポストは10数社のメディアとの共同調査の結果として、イスラエル企業「NSOグループ」がテロリストや犯罪者を追跡するために開発し、各国の政府機関に提供しているスパイウエアが、記者や人権活動家などの少なくとも37台のスマートフォンのハッキングに使われていたと報じました。
スパイウエアにより、通話内容のほか端末に記録されたメールや画像データなどを入手できるということで、5万件以上の電話番号がハッキングの対象にされた可能性があるということです。