アフリカ大陸の熱帯雨林に住むゴリラなどの大型類人猿が、地球温暖化や土地開発など人間の経済活動の影響で、今後30年間で生息地の9割以上を失う恐れがあるとのシミュレーション結果を、国際研究チームが20日までに、保全生物学の専門誌「ダイバーシティ・アンド・ディストリビューションズ」に発表しました。
温暖化の影響を緩和できた場合でも8割以上が消失するということです。シミュレーションをした国際チームは、保護区拡大など積極的な保全策が必要だと訴えました。
国際チームは、気温と降雨パターンの変化に農地拡大や鉱物資源開発の影響などを加味し、生息地域の増減を分析しました。