中央アジアのカザフスタン東部でこのほど、人間の目撃事例も少ないとされる野生のユキヒョウの動画撮影に成功しました。
ユキヒョウは隠密行動が多く、その生態が映像でとらえられたのは極めて珍しいです。カザフスタン東部地域に生息するユキヒョウが映像で確認されたのは2017年以降で今回が初めてとなりました。
カメラはまた、別のユキヒョウの個体や子どもと一緒のメスのユキヒョウの存在も確認しました。
専門家らは19年にカザフスタン東部でユキヒョウの生息調査を実施したが存在を裏づける材料が得られなかっただけに、今回の撮影の成果は「大ニュース」と喜んでいます。
ユキヒョウは中央アジアの高地の山岳地帯の岩場などに生息。世界自然保護基金(WWF)によると、野生の環境に住むユキヒョウは現在約4000頭とされ、気候変動や密猟の悪影響も受けているということです。