とくしま動物園北島建設の森(徳島市渋野町)は23日、園唯一のゾウとして来園者の人気を集めていたセイロンゾウのメス「マリー」が死んだと発表しました。31歳5カ月でした。
園によると、2、3日前から食欲が減ったため巡回を強化しましたが、23日午前6時の巡回の際に死んでいるのを発見したということです。
マリーは、徳島市が1992年にスリランカに消防車と救急車を寄贈したのがきっかけで、96年にオスの「ランガ」(2008年に永眠)とともに園にやってきました。来園者のえさやり体験でも、「可愛い」と子どもたちに人気だったということです。浜義之園長は「優しくて繊細な子で、声をかけると近づいて鼻を上げる愛らしいしぐさをしてくれました。突然のことで残念」と話しました。