中国の規制当局は、IT大手テンセントがインターネット音楽配信会社を買収して市場のシェアを高めたことが独占禁止法違反にあたるとして、罰金およそ850万円などを命じる処分を決めました。
中国の国家市場監督管理総局によりますと、通話アプリ「ウィーチャット」を運営するテンセントは、2016年に当時シェア4割を占めていた中国音楽集団を買収したことで、国内の配信市場におけるシェアが8割を超えたと指摘。音楽の著作権を持つ会社に対し優位な地位に立っていて競争を損なう可能性があるとして、テンセントに是正措置と罰金50万元、日本円にしておよそ850万円の支払いを命じる処分を決めました。