オリンピック 体操たいそう 鉄棒てつぼう 橋本はしもと大輝だいき 金メダルきんめだる 今こん大会たいかい2つめの金きん

橋本はしもと選手せんしゅは千葉ちば県けん出身しゅっしんの大学だいがく2年生ねんせい。6歳さいの時ときに兄あにの影響えいきょうで体操たいそうを始はじめ、たぐいまれな空中くうちゅう感覚かんかくと豊富ほうふな練習れんしゅう量りょうであん馬あんばや跳馬ちょうば、鉄棒てつぼうを得意とくいとしていて、体操たいそうの強豪きょうごう、市立しりつ船橋ふなばし高校こうこうで競技きょうぎに打ち込うちこみました。

前回ぜんかいのリオデジャネイロ大会たいかいはテレビで見みて「夢ゆめのまた夢ゆめの舞台ぶたい」と自分じぶんとは無縁むえんの世界せかいと感かんじていましたが、高校こうこう2年生ねんせいのころに日本にっぽん体操たいそう協会きょうかいの水鳥みずとり寿ことぶき思男子だんし強化きょうか本部ほんぶ長ちょうに出会であい、橋本はしもと選手せんしゅの体操たいそうを高たかく評価ひょうかしていた水鳥みずとり本部ほんぶ長ちょうから「日本にっぽん代表だいひょうを目指めざしなさい」と声こえをかけてもらったことから、みずからの目標もくひょうを世界せかい選手権せんしゅけんやオリンピックに定さだめました。

それ以来いらい、高たかい目的もくてき意識いしきで練習れんしゅうに打ち込うちこみ、長ながい手足てあしを生いかした美うつくしい体操たいそうに加くわえ、難むずかしい技わざにも挑戦ちょうせんして2019年ねんの世界せかい選手権せんしゅけんの代表だいひょうに選えらばれました。

そして、東京とうきょうオリンピックが1年ねん延期えんきとなった時間じかんを前向まえむきに捉とらえて練習れんしゅうに打ち込うちこみ、ゆかではG難なん度どの「リ・ジョンソン」、跳馬ちょうばでは世界せかい最高さいこう難なん度どの「ヨネクラ」と世界せかいでも屈指くっしの大技おおわざを次々つぎつぎと習得しゅうとくして、ことし4月つきの全ぜん日本にっぽん選手権せんしゅけんでは予選よせん7位いからの逆転ぎゃくてんで初はじめての優勝ゆうしょうを果はたしました。

そして、5月つきのNHK杯はいでも優勝ゆうしょうし、初はじめてのオリンピック出場しゅつじょうを決きめていました。

橋本はしもと選手せんしゅは代表だいひょうに決きまったあと、「夢ゆめが目標もくひょうになり、そして現実げんじつになった。東京とうきょうオリンピックでは団体だんたいでも個人こじんでも金メダルきんめだるをとりたい。体操たいそうと言いえば橋本はしもと大輝だいきと言いわれるくらい、すごい演技えんぎを見みせたい」と東京とうきょうオリンピックへの意気込いきごみを口くちにしました。

迎むかえたオリンピック、先月せんげつ26日にちの男子だんし団体だんたい決勝けっしょうでは、中心ちゅうしんメンバーとして5つの種目しゅもくで貢献こうけんして銀メダルぎんめだるを獲得かくとくしました。

そして、先月せんげつ28日にちの男子だんし個人こじん総合そうごう決勝けっしょうでは、あん馬あんばと平行棒へいこうぼうで15点てん台だいの高こう得点とくてんをマークするなど、この種目しゅもく、オリンピック史上しじょう最年少さいねんしょうで金メダルきんめだるを獲得かくとくしました。

種目しゅもく別べつの鉄棒てつぼうの決勝けっしょうに向むけては、尊敬そんけいする内村うちむら航わたる平ひら選手せんしゅが予選よせんで落下らっかして決勝けっしょうに進すすめなかったことを踏ふまえ、「僕ぼくがかわりに鉄棒てつぼうで金メダルきんめだるをとって内村うちむら選手せんしゅにかけてあげたい」と意欲いよくを示しめしていました。