ホンダが4日発表した中国における7月の新車販売台数は、前年同月比20・9%減の10万8139台でした。世界的な半導体不足による影響が引き続き出ており、日産自動車も20・8%減の9万5783台で、両社とも3カ月連続のマイナスを余儀なくされました。
ホンダは、一部車種向けの半導体関連の部品調達に影響が出ていると説明しました。日産は、内陸部の河南省鄭州市で起きた水害により同市内にある現地合弁の完成車工場の生産を一時停止したことも響きました。
半導体不足の影響による生産調整は続いているものの、「カムリ」や「レビン」といった主力車種、高級車ブランド「レクサス」などの堅調な販売が押し上げました。