「オリンピアン」というニックネームを付けられた1匹のコウモリが、英国から飛び立ったコウモリとしては観測史上最長の距離を移動したものの、ロシアでネコに襲われ、死んでいたことが分かりました。
このコウモリは、ナトゥージウス・アブラコウモリの雌の個体で、体重がわずか8グラムと非常に小さいですが、最初に目印が付けられた英イングランドのヒースロー空港付近から、ロシア西部の村モルギノで最近発見されるまで、2018キロの距離を移動していました。
これは英国から欧州各地へと渡ったコウモリのうち、知られている中では最も長い距離の移動となります。
だが全てが良いニュースだったわけではありません。このコウモリはネコに襲われたとみられるけがを負ったことで発見され、ロシアの保護団体の元に届けられました。だがその後、死んでしまったということです。