米ロ両国の会合にはアメリカ側からルビオ国務長官のほか、ホワイトハウスで安全保障政策を担当するウォルツ大統領補佐官やウィトコフ中東担当特使が出席しています。
また、ロシア側からは、ラブロフ外相や大統領府で外交政策を担当するウシャコフ補佐官らが出席しています。
ロシア大統領府のペスコフ報道官は17日、会合では米ロ首脳会談の開催に向けた準備や、ウクライナ情勢に関する今後の交渉の準備などについて協議すると明らかにしています。
一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は17日に今回の会合について「ウクライナは参加しない。これらのことについて何も知らなかった。ウクライナ抜きのいかなる合意も認められない」と述べ、強く反発しています。
マクロン大統領 トランプ大統領・ゼレンスキー大統領と電話会談
米ロ両国の会合をまえに、フランスのマクロン大統領はアメリカのトランプ大統領、ウクライナのゼレンスキー大統領とそれぞれ電話会談を行い「われわれはウクライナにおける強固で永続的な平和を求めている。これを成し遂げるためには、ロシアは侵略をやめなければならず、ウクライナの人々のための強固で信じられる安全の保証が伴わなければならない」などとSNSに投稿しました。
そのうえで「われわれはヨーロッパ、アメリカ、ウクライナの皆とともにこの問題に取り組んでいく」と強調しました。
ゼレンスキー大統領「ぜい弱な停戦など ロシアによる欺まん」
ゼレンスキー大統領もSNSに投稿し「われわれは『安全の保証は強固で信頼できるものでなければならない』というビジョンを共有している。そうした保証のないぜい弱な停戦などといったいかなる決定もロシアによる欺まんとなり、ウクライナやほかのヨーロッパ各国に対するロシアの新たな戦争への前兆となるだけだ」と訴えました。