トランプ大統領は18日、記者団から「自動車関税について具体的な税率を決めているか」と問われ、「4月2日に伝えることになるが税率は25%前後になるだろう」と述べました。
自動車を対象にした関税についてトランプ大統領は、今月14日、記者団に対し発動は「4月2日ごろからになる」と述べましたが、この際には対象となる国や関税率などは明らかにしていませんでした。
日本自動車工業会によりますと日本からアメリカにはおととし1年間で148万台の自動車が輸出されています。
実際に輸入車への関税が発動され、すべての国が対象とされれば、アメリカに自動車を多く輸出する日本も打撃を受ける可能性があります。
半導体や医薬品の関税「25%以上になるだろう」
またトランプ大統領はこれまで導入を検討していると表明してきた半導体や医薬品を対象にした関税について「税率は25%以上になるだろう」と述べました。
さらに「1年後にはその税率が大幅に引き上げられるだろう」と述べたうえで、アメリカ国内に生産拠点を設ければ関税は課されないと強調し、企業に参入するための時間を与えたいという意向を示しました。