ドジャースは山本由伸投手が先発する予定で、大リーグの開幕戦で日本の先発投手の投げ合いが実現すれば史上初となります。
カブスは18日、来月、東京ドームで行われるドジャースとの開幕戦で今永投手を先発に起用すると発表しました。
今永投手は大リーグ1年目の昨シーズン、15勝をあげて防御率は2.91といずれもリーグ3位の好成績を残し、2年目で初の大役を任されました。
ドジャースは同じく2年目の山本由伸投手が大リーグでは初めての開幕投手を務める予定で、大リーグの開幕戦で日本の先発投手の投げ合いが実現すれば史上初となります。
今永投手はキャンプ初日に取材に応じた際、開幕投手について「何年野球をやってもそこは目指すところだと思うし、山本投手と投げ合うことができればこれほど幸せなことはない。日本に帰ったときに街中で開幕シリーズのことをたくさん目にして期待を感じたので、頑張りたい」と意欲を見せていました。
カブスのカウンセル監督は「昇太も開幕投手を望んでいたと思う。彼の2年目は特別な形でスタートを切ることになる。大きなチャレンジが好きな選手なので、すばらしい経験をしてほしい」と期待を寄せていました。
カブスとドジャースの開幕シリーズは来月18日と19日に東京ドームで行われ、19日の第2戦ではドジャースの佐々木朗希投手が先発する見通しです。
大リーグで開幕投手務めた日本の投手 過去7人 最多は4回
大リーグでこれまで開幕投手を務めた日本のピッチャーは7人で、最多は、パドレスのダルビッシュ有投手と、ヤンキースでプレーした田中将大投手の4回です。
ダルビッシュ投手はパドレスに移籍した2021年から2年連続で開幕投手を務め、韓国で行われた昨シーズンも開幕のマウンドに上がっていて、レンジャーズ時代の2017年とあわせて4回経験しています。
田中投手は2015年から2017年まで3年連続で開幕投手を務め、2019年とあわせて同じく4回経験しています。
次いで、野茂英雄さんがタイガース時代の2000年、ドジャース時代の2003年と2004年に、あわせて3回経験しています。
大谷翔平選手は2回で、エンジェルス時代の2022年に史上初めて「先発投手兼、指名打者」で出場し、投打の二刀流で開幕投手を務めました。大谷選手は2023年にも2年連続で開幕投手を務め、投打で出場しています。
また、松坂大輔さんがレッドソックス時代の2008年、ドジャース時代の黒田博樹さんが2009年、ツインズ時代の前田健太投手が2021年に、それぞれ1回務めています。
ことしの開幕戦で今永投手と山本投手の投げ合いが実現すれば、日本選手の開幕投手は9人になります。