「
非常戒厳」を
宣言した
韓国のユン・ソンニョル(
尹錫悦)
大統領に対し、
警察などの
合同捜査本部は29
日午前に
出頭するよう3
回目の
要請をしていましたが、
これまでのところユン
大統領は
姿を
現していません。
韓国メディアは
繰り返し
出頭に
応じない
場合は
拘束令状を
請求する
可能性があると
伝えていて、
今後の
対応が
注目されます。
韓国のユン・ソンニョル大統領による「非常戒厳」の宣言をめぐって、警察などの合同捜査本部は、内乱などの疑いで捜査を進めていて、12月18日と25日の2度にわたってユン大統領に出頭を要請しましたが、大統領はいずれも応じませんでした。
これを受け合同捜査本部は、ユン大統領に対し、29日午前10時に政府高官などの捜査を担う「高位公職者犯罪捜査庁」に出頭するよう3回目の要請をしていて、報道陣が待ち構えていますが、これまでのところユン大統領は姿を現していません。
このまま出頭しないと、3回連続で合同捜査本部の出頭要請に応じなかったことになります。
韓国メディアによりますと、合同捜査本部は午後も出頭を待つ方針だということです。
ユン大統領の弁護士は複数の捜査当局による捜査が同時に続いていることを挙げ、どの捜査機関に捜査権があるのか明確になっていないとして出頭に慎重な姿勢を示しています。
また、ユン大統領の弾劾が妥当かどうかを判断する憲法裁判所の裁判が27日に始まったことから、捜査よりも弾劾裁判への対応を優先する方針を示しています。
一方、韓国メディアは繰り返し出頭に応じない場合は拘束令状を請求する可能性があると伝えていて、今後の対応が注目されます。