世界最大のイスラム教国インドネシアの裁判所がこのほど、神への冒涜(ぼうとく)の罪に問われたイスラム教徒の女性に対し、禁錮2年の判決を言い渡しました。動画投稿アプリ「Tik Tok(ティックトック)」で共有した動画の中で、この女性はイスラム教の祈りの言葉を唱えた後、豚肉を試食していました。動画は観光地として知られるバリ島で撮影されました。
スマトラ島の裁判所は19日、33歳の女性被告について、「信仰を持つ個人や特定の団体への憎悪を引き起こすことを目的とした情報を広めた」罪で有罪を宣告しました。法廷文書から明らかになりました。
裁判所は2年の禁錮刑に加え、米ドル換算で1万6245ドル(約240万円)の罰金も女性に科しました。