「ひめゆり
平和祈念資料館」は、
沖縄戦に
看護要員として
動員された「
ひめゆり学徒隊」の
足跡を
伝える施設で、
今回、
展示内容が17
年ぶりに
刷新されました。
11日はリニューアルオープンを前に、元学徒の女性たちが見学しました。
新たな展示は資料館に勤める戦後生まれの職員たちが中心となって考えたもので、当時の女子生徒が楽しく過ごしていた学校生活が、次第に戦争の影響を受けていく過程をイメージしやすいように写真や展示品が工夫されています。
また野戦病院で担った兵士の遺体の埋葬などの様子も、イラストを交えて具体的に示されています。
ビデオ会議システムで取材に応じた元学徒の島袋淑子さん(93)は「戦争を知らない世代の方々にとって分かりやすい展示になったと思います。資料館に来ることで戦争の恐ろしさを知り、命の重さを考えるきっかけにしてほしいです」と話していました。