16日の取引で、米アップルの株価 (AAPL.O) が約3%下落した。新型スマートフォン「iPhone16」への需要が予想よりも弱い可能性があるという一部アナリストの指摘が嫌気されている。注文から受け取りまでの「待ち時間」が昨年投入されたモデルよりも短くなっていることが背景。
アップルは今月9日、自社の生成AI(人工知能)機能「アップルインテリジェンス」に対応したiPhone16シリーズを発表。予約注文は13日に始まり、20日から販売する。ただ、AIサービスの利用は10月以降可能となる。 もっと見る
BofAグローバル・リサーチの初期データによると、16日時点での待ち時間はiPhone16Proで平均14日、iPhone16ProMaxで16日。 昨年のiPhone15Proは24日、iPhone15ProMaxは32日だった。
台湾のTFインターナショナル・セキュリティーズのアナリスト、ミンチー・クオ氏はブログで「iPhone16Proの需要が予想を下回っている要因は、最大のセールスポイントであるアップルインテリジェンスが発売時に利用できないこと」と指摘した。