インターネットバンキングの
IDやパスワードが
盗み
取られて
預金を
不正に
引き出される
被害が
昨年度、
急激に
増えました。
金融庁は
心当たりのない
不審なメールが
届いた
場合は
絶対に
開かないよう
注意を
呼びかけています。
金融庁が
全国の
金融機関を
対象に
実態調査を
行ったところ、インターネットバンキングの
利用者が、
預金などを
不正に
引き出された
被害は
昨年度、1863
件に
上り、
前の
年度の4.7
倍に
急増しました。
ショートメッセージやメールを送りつけ、利用者が指示にしたがって操作すると偽の金融機関のインターネットサイトに誘導し、IDやパスワードを盗み取る手口が多発しています。
金融庁は、去年の秋以降、被害が急激に増えていることから、心当たりのないショートメッセージやメールは絶対に開かず、不審に思ったら金融機関に問い合わせるよう呼びかけています。
一方、キャッシュカードが奪われ預金が不正に引き出される被害も年々増加し、昨年度は1万4678件に上りました。警察官や金融庁の職員などを名乗って高齢者からカードをだまし取る手口が急増しています。
金融庁は警察官や金融庁の職員がカードを預かったり、暗証番号を聞いたりすることは絶対にないとして注意を呼びかけています。