米ウィスコンシン州の湖で釣りを楽しんでいた一家が、プラスチック製のチーズボール容器に頭を突っ込んだ状態で泳ぐクマを発見し、救助する出来事がありました。
トリシア・ハートさんと夫のブライアンさん、息子のブレイディさんの一家は、28日にマーシュミラー湖へ釣りに出かけた際に、水面でもがくアメリカクロクマに遭遇しました。
この時のクマの様子についてトリシアさんは、「私たちが何とかしなければ、間違いなく岸にたどり着くことはできないと思った」「息も絶え絶えだった」と振り返ります。
そこで一家はボートでクマの背後に回り、ブライアンさんが容器を引っ張りました。いったんは手を放してしまったものの、クマの片耳が出たのを見て再び引き返し、もう1度引っ張ると、容器が外れてクマは自由になり、岸に泳ぎ着くことができました。
およそ5分間の出来事でした。