日銀が発表した6月の短観は、「大企業・製造業」の景況感を示す指数が「マイナス34」となり、前回の調査から26ポイント悪化しました。6期連続の悪化で、リーマンショック後の2009年6月の調査以来、11年ぶりの低い水準です。企業の輸出や生産が停滞し、景気の見方が急速に悪化しました。
宿泊や飲食といった「非製造業」の幅広い業種でも景況感が大きく落ち込んでいます。悪化の幅は、リーマンショック時を超えて過去最大です。
3か月後の先行きについての指数も製造業、非製造業ともに低い水準となっていて、今後、さらに雇用環境が悪くなる懸念が高まっています。