国営新華社通信の5日の報道によると、腺ペストが疑われる症例は内モンゴル自治区のバヤンノールで発見され、病院が4日、市当局に連絡しました。地元当局は5日までに、4段階で上から2番目に高いレベル3の警戒警報を市内全域に出し、ペストに対する予防対策を呼びかけました。警戒は年末まで続ける見込みでした。
中世には黒死病と呼ばれ、欧州で推定5000万人が死亡しました。現代では早期に抗生剤を投与すれば治療できます。
腺ペストはリンパ節の腫れや痛み、発熱、悪寒、咳(せき)などの症状を引き起こします。バヤンノールの衛生当局は市民に対し、狩猟や細菌がたくさんある恐れがある動物を食べることは控えるよう呼びかけました。