日本新聞: 振込手数料引き下げも大手銀行4行仕組み検討へ

振込ふりこみ手数料てすうりょう引き下ひきさげも大手おおて銀行ぎんこう4行こう仕組しくみ検討けんとうへ

Aug 5, 2020 11:08

Furigana

大手おおて銀行ぎんこう4行こうが個人こじん間かんの振り込ふりこみの新あらたな仕組しくみの構築こうちくに向むけ、具体ぐたい的てきな検討けんとうを始はじめることになりました。高たかいと指摘してきされている銀行ぎんこうの振込ふりこみ手数料てすうりょうの引き下ひきさげにつながる可能かのう性せいがあります。個人こじんがほかの銀行ぎんこうの口座こうざにお金おかねを振り込ふりこむ場合ばあい、「全ぜん銀ぎんシステム」というネットワークを使つかって送金そうきんされ、このシステムを使つかうたびに銀行ぎんこうは手数料てすうりょうを払はらう必要ひつようがあります。

しかし、この手数料てすうりょうは40年ねん以上いじょうも変かわっておらず、結果けっか的てきに個人こじんが払はらう振込ふりこみ手数料てすうりょうも高たかいままになっていると指摘してきされています。

このため、三菱みつびしＵＦＪ銀行ぎんこう、三井みつい住友すみとも銀行ぎんこう、みずほ銀行ぎんこう、それにりそな銀行ぎんこうの大手おおて4行こうは、「全ぜん銀ぎんシステム」のネットワークとは別べつに、個人こじん間かんの振り込ふりこみの新あらたな仕組しくみを構築こうちくする検討けんとうを始はじめることになりました。

現在げんざいは、インターネットバンキングで送金そうきんする場合ばあい、一般いっぱん的てきに3万まん円えん未満みまんの場合ばあいは1件けん当あたり税込ぜいこみ220円えん、3万まん円えん以上いじょうは1件けん当あたり税込ぜいこみ440円えんの振込ふりこみ手数料てすうりょうが必要ひつようですが、新あらたな仕組しくみができれば引き下ひきさげにつながる可能かのう性せいがあります。

大手おおて4行こうは、送金そうきんの新あらたな仕組しくみに、地方ちほう銀行ぎんこうなど幅広はばひろい金融きんゆう機関きかんの参加さんかを呼よびかけることにしています。

銀行ぎんこうの振込ふりこみ手数料てすうりょうをめぐっては、ことし4月つき、公正こうせい取引とりひき委員いいん会かいが全ぜん銀ぎんシステムを通つうじた手数料てすうりょうの引き下ひきさげを事実じじつ上じょう求もとめ、政府せいふもことしの「成長せいちょう戦略せんりゃく」に手数料てすうりょうの引き下ひきさげを明記めいきしています。