日本と英国が進める新たな通商協定交渉について、英紙フィナンシャル・タイムズは13日までに、英国産の農産物の関税の取り扱いが交渉を難航させていると報じました。
英国のトラス国際貿易相は特に、「スティルトン」など同国産のブルーチーズの優遇措置の獲得に注力しているということです。
スティルトンは英国の3カ所の地域だけで生産可能ともされる特産品。英国が離脱した欧州連合(EU)の原産地呼称保護の対象製品ともなっています。
英国農業園芸開発公社によると、同国のブルーチーズの昨年の輸出額は1830万ポンド(約25億4370万円)で、日本向けは10万2000ポンド。