ドイツの新聞「ビルト」などは、意識不明となったロシアの野党勢力指導者・ナワリヌイ氏について、搬送が可能であればベルリンの病院へ移され治療を受ける予定だと報じました。ナワリヌイ氏側は、海外での治療を希望していましたが、21日中にも到着する予定だということです。
ベルリンには、2年前にもプーチン大統領を批判するパンクロックバンド「プッシー・ライオット」のメンバーの男性が毒を盛られた疑いで重篤な状態となった際に搬送されていて、これには映画プロデューサーでNPOの代表が関与していました。今回のナワリヌイ氏についても、この人物が関与し、「治療設備の整った飛行機を用意した」と話しているということです。
ドイツのメルケル首相は20日、ナワリヌイ氏側がドイツでの治療を希望すれば受け入れる用意があると表明していました。