世界のスミレコンゴウインコの15%が生息するブラジルの保護区で火災が広がり、絶滅が危惧される希少なインコの存続が危ぶまれています。
「私たち家族が何十年もの間、手をかけてきた自然保護の取り組みがこんなことになるなんて、あまりに悲しい」。マットグロッソ州で面積2万5000ヘクタールあまりの牧場と鳥類保護区を運営するアナ・マリア・バレートさんは肩を落としました。
バレートさんの牧場は、植生の70%以上が火災のために焼失したということです。
環境保護団体によると、スミレコンゴウインコは絶滅が危惧されており、個体数は世界で推定約6500羽です。ブラジルでは野生の個体しか生息していません。